座礁・混獲した鯨類への対処法 
 前のページへ | もくじへ戻る | 次のページへ

3 生存の確認

 座礁・混獲鯨類の「生存」の確認は,原則として以下の基準によって行う。

 いかなる場合でも,正常な状態で呼吸しているときには,「生存」と判断し, 原則として,速やかに逃がすための作業を開始する。

 この他については,以下の基準に基づいて適切に判断する。
■鯨体をすぐそばで観察できるあるいは鯨体に直接触れられる場合
つぎの現象のうち,すくなくともひとつが確認できれば「生存」と判断する。

呼吸孔が開閉している。
目の前後を叩くとまばたきする。
胸部に手をあてると,心拍が確認できる。
尾びれを上げるなどの自発的運動が見られる。


■鯨体を遠くからしか観察できない場合
1.発見後10分以内に,つぎの現象のうちのいずれかひとつが確認されれば「 生存」と判断する。

呼吸音が聞こえた。
“潮”を吹いた。
潜水行動をはじめた。

2.発見後10分以内に,つぎの現象がすくなくとも2つ確認されれば「生存」と判断する。

鯨体が水面の浮上場所から移動した。
水面上に見られた鯨体の一部が別の部分に変わった。
尾びれ,胸びれ,および体の一部が動いている。