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定置網に混獲されたひげ鯨等の取り扱い

 平成13年7月1日より、定置網で偶発的に混獲※1されたひげ鯨等※2の取り扱いが、省令の改定に伴い一部変更されました。定置網でこれらの鯨の混獲があった場合、以下に述べる所定の手続きの後に販売(無償配布・地元消費等の利用を含む)が可能となります※3。なお、販売をしない場合でも、従来通り焼却・埋却などの処分と所定の報告が必要です。

※1)定置網以外の漁具(巻き網、刺し網など)での混獲は対象となりません。
)以下に示す、国際捕鯨委員会(IWC)が指定するひげ鯨類8種と歯鯨類3種。なおイルカ類は今回の省令対象とはなりません。
)所定の手続きを経ずに所持・販売を行うと罰せられます。


 * 日本近海に生息していないと思われる種


 混獲されたひげ鯨等を販売(無償配布・地元消費等の利用を含む)するためには以下の手続きが必要です。

1写真の撮影を行い混獲報告書(A)を作成します。
 所定の報告書A(ひげ鯨等の混獲報告書)を作成します。鯨種名は鯨の種類の見分け方や図鑑などを参考にして必ず記入して下さい。また混獲を証明する写真を撮影します。写真は、鯨が網の中にいる状態が写せなければ、水揚げの際に必ず撮影して下さい。現像は不要です。体長の測定は、鯨の頭部先端(上顎の吻端)から尾鰭中央の切れ込みまでを、体軸に平行(床面に平行)に計測します(図1)。雌雄の判別及び乳分泌の有無は鯨類の雌雄鑑別法を参考にして下さい。胎児の性別、体長の記録も親個体と同様ですが、小さくてわからない場合はその旨を記載し、胎児の有無のみを記録して下さい。


図1.鯨の体長測定法。上顎先端−尾鰭分基部を直線で計る。


2DNA標本を採集して分析機関にただちに発送します。

DNA標本は皮膚(表皮の黒い部分)もしくは肉を採集します。体のどこから採っても構いません。
標本は5cm角程度で、皮膚の場合は脂身を2〜3mmつけて切り取ります。標本は予備を含めて2つ必要です。
採集した標本をビニール袋に 入れて密封し、報告書Aのコピー及び撮影済みのフィルム(使い捨てカメラも可)とともに日本鯨類研究所鮎川実験場までクール宅配便(冷凍・料金着払い)でお送り下さい。
・予備の標本は再送付が必要となる場合があるので、必ず手元に保管(要冷凍)しておいて下さい。

 標本の送り先:日本鯨類研究所 鮎川実験場 TEL 0225-45-2105 
 
〒986-2523宮城県牡鹿郡牡鹿町大字鮎川浜南68(必ず報告書のコピーを添えて下さい)



3報告書Aを提出します。
 DNA標本の発送が終わりましたら、直ちに宅配便の発送伝票の控えを報告書Aの下側に貼り付けて、日本鯨類研究所にFAXして下さい。報告書Aは、FAX送付後に市町村役場または都道府県庁に提出して下さい。

 FAXの送り先:(財)日本鯨類研究所 03-3536-6522



4これで仮登録が完了し、販売が可能となります。
 ここまでの作業は販売の有無に関わらず行って下さい。混獲されたひげ鯨等の全ての部分を埋却や焼却処分する場合には以下の手続きは必要ありませんが、販売(無償配布・地元消費等の利用を含む)する場合はDNA登録が義務づけられており、以下の手続きが必要です。


5分析登録費用を振り込みます。

 仮登録が完了しますと、数日以内に日本鯨類研究所から受付番号(後述のDNA登録番号とは異なります)が記載された請求書と振込用紙が送り返されます。申請者は、DNAの分析及び登録に係わる経費として100,000円を郵便局で振り込んで下さい。郵便局が休みの場合は翌日でも構いません。


6DNA登録番号を受理します。
 日本鯨類研究所では、標本の分析が終了すると申請者にDNA登録番号を発行(郵送)します(標本到着後約10日)。この際に、分析に基づく鯨種名も記載されています。当初の鯨種名が間違っていた場合には、報告書Aに記載してあった鯨種名を訂正して下さい。なお申請者は予備として採集していた標本を、このDNA登録番号が発行されるまで必ず冷凍保管しておいて下さい。


7報告書(B)を完成して市町村役場または都道府県庁に提出します。
 DNA登録番号を受け取った後、所定の報告書B(混獲したひげ鯨等の処理状況報告書)に必要事項を記入します。「分析年月日」欄には標本を発送した日を記入します。「分析機関名」欄には標本の発送先(日本鯨類研究所)を記入します。「解析の結果」欄には日本鯨類研究所から発行された DNA登録番号を記入します。販売先や市場の欄には連絡先も必ず記入します。最後に、必要事項をすべて記入した報告書Bを、所属する市町村役場または都道府県庁に提出します。報告書Bの提出はDNA登録番号を受け取り後、ただちに行って下さい。

 以上で、登録の手続きは完了です。不明な点などがありましたら、以下の機関にお問い合わせ下さい。
 (財)日本鯨類研究所・・・・・ 03-3536-6521
 水産庁遠洋課捕鯨班・・・・・・ 03-3502-2443


 鯨の種類の見分け方

 鯨類は大きく歯鯨ひげ鯨のグループに分けられます。ここではそれぞれの特徴に従って、主な鯨の種を特定できるようにしました。なお、各鯨種の詳しい同定方法は、国立科学博物館の鯨類図鑑でも検索することが出来ます。

 歯鯨は一般に上下の顎もしくは下顎のみに歯が見られ(オウギハクジラの雌などでは、歯が歯肉に埋もれていることがあります)、噴気口(鼻の穴)は一つしかありません。吻(ふん)の長い種や短い種があります。

 ひげ鯨は上顎にブラシ状のヒゲ板が多数あり、噴気口は二つあります。






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