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2010年(平成22年)12月20日(月) 

鯨肉の驚異的なパワーを探る!!

「鯨肉の保健的機能性シンポジウム」開催される
2010年11月1日(月) 於:マリナーズコート東京



 クジラは、何千キロもの距離を餌も食べずに泳ぎ続ける脅威のパワーを備えています。また、これらのクジラは、性成熟年齢に達した後は、死ぬまで繁殖活動を続けることが分かっています。鯨肉には、こうした驚異的なパワーの源が秘められております。
 また、魚肉や豚肉などの畜肉にアレルギーを持つ方でも、鯨肉は食べられる方が多く、貴重なタンパク源となっています。

 本シンポジウムは、こうした鯨肉の持つ不思議な力に焦点を当てました。

第一部 講演会

(1) 「バレニンの抗疲労効果に関する実証例」について
    平田 好宏(ファイテン梶@代表取締役社長)

 季節になると数千キロを一気に移動する渡り鳥。数千キロも離れた2つの海域を休むことなく「大回遊」し続けるクジラ。これらの野性の動物が眠ることなく動き続けられるヒミツ、それはこれらに含まれている「イミダゾールジペプチド」であることが近年の研究によってわかってきました。パワーのヒミツは「イミダゾールジペプチド」です。鶏肉特有の「カルノシン」、カツオ等回遊魚の「アンセリン」に加え、前者にはほとんど見られない「バレニン」の3つの成分が鯨肉には多く含まれています。

 「鯨肉の保健的機能性」を追求し、クジラの有効成分である「バレニン」を利用した『ファイテン・バレニン』がデビュー致しました。これは、プロスポーツ選手、有名アスリートを含む数多くのモニターがバレニンの抗疲労効果を体感していることが裏付けになっております。
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(2) 「バレニンの抽出に至るまで」
    志水 数史(鰍ワるげい 代表取締役社長)

 兵庫県姫路市の「くじら加工業者」として生業の傍ら、鯨肉の有効成分であるアミノ酸の一種「バレニン」に注目し、鯨研、共同船舶の協力のもと、 年間の歳月を経て、その生成、抽出に成功致しました。鯨肉の健康食品としての新たな利用を提案いたします。
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(3)「食物アレルギー代替タンパクとしての鯨肉の有用性」について
    三田 久美(宮城食物アレルギー研究会代表)

 近年の食生活の変化、住宅環境、ストレスの増加等アレルギー患者は急増しております。特に食物アレルギー因子をもつ方にとっては、日常の食生活に、大変な苦労があります。特定の食べ物を食べると様々なアレルギー反応を起こす食物アレルギー。原因食物にはよく知られた卵や牛乳といったものの他、豚肉、牛肉、鶏肉、魚などにも反応を起こす方もいます。

 このような食環境の中で、鯨肉は魚アレルギーの方でも食べられる方が多く、又、豚肉などの動物タンパクが摂取できない方にとっても、貴重なタンパク源となっています。実際のアレルギー患者と鯨肉の関わりについて、利用例を通して、鯨肉の保健的機能食品としての有用性を紹介します。
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(4)「調査捕鯨の役割と鯨肉の栄養学的健康価値」
  「プラズマローゲン」について

    畑中 寛(日本鯨類研究所 顧問)

 日本鯨類研究所は1987年から18年にわたって第1期南極海鯨類捕獲調査を実施してきたが、それによりミンククジラの妊娠率、性成熟年齢、脂皮厚等の経年変化が明らかにされ、又、ミンククジラ、ザトウクジラ、ナガスクジラの資源頭数が推定された。これらを総合的に解釈すると、南極海ではシロナガスクジラやナガスクジラの乱獲によって生じた余剰の餌を利用してミンククジラ等の資源が大幅に増加させた状況から、ザトウやナガスの資源が大きく回復し、餌をめぐる鯨種間の競合が起こりつつある状況へと大きく変化していることを示唆した。このように捕獲調査は、鯨を中心とする海洋生態系の変化を明らかにし、鯨類資源のベースとなる知見をもたらした。

 鯨は皮下脂肪(脂皮)を蓄えるが、不飽和脂肪酸であるDHA, EPAを多く含む。これらは血液をさらさらにし、脳細胞の活性化、善玉コレステロールの増加、肝機能の向上等、人の健康にとって優れた機能を持つ。赤肉は高タンパク、低カロリーで、豊富な鉄分を含み、蛋白アレルギーを起こさない。更にバレニンを極めて多く含むが、これは抗疲労、抗酸化、活性酸素の除去機能を持つ。脳に豊富に含まれるプラズマローゲンは認知症の防止と改善機能を持つ。

 鯨は大きな、美味しい、滋養に富んだ魚という食文化を大切にし、鯨資源の持続的利用を促進したい。
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(5)「美味しいクジラの解凍方法」 
    福田 裕(独立行政法人水産大学校教授)

 高鮮度冷凍鯨肉は消費に際し、解凍すると強い解凍硬直を起こし、中性域にあった鯨肉PHも酸性側に低下する。その結果、大量のドリップが発生し、また変形したりするため、消費拡大を阻害している。

 高鮮度冷凍鯨肉の解凍硬直、PH低下をつかさどっているのがATP(アデノシン3 リン酸)NAD(ニコチン酸アミドヌクレオチド)である。凍結温度帯下でATPNAD を消失できれば、解凍時ドリップを最小限にとどめることが可能となる。‐10℃周辺がその温度帯と考えられるが、ATPNAD消失に長時間かかることから、現実的な運用には‐5℃付近の処理が欠かせない。
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第二部:パネル討論:

 第二部では、それぞれの講演者が登壇し、水産ジャーナリストの会会長であり、クジラ食文化を守る会の事務局長を務める梅崎義人氏をコーディネーターとして、鯨肉の持つ計り知れない効用について、パネル討論が行われました。


記事に関する問合せ先:日本捕鯨協会 kujira@whaling.jp


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